里山ぐらし in 信州豊野

初めまして

初めまして、wednesday岡田と申します。変なニックネームですね、特に意味はありません。

 

今年の2月に母の介護のため、東京の会社を辞め、故郷に戻りました。故郷は長野県長野市豊野町。知名度も少なく、なんにもない町です。(ほんとに何にもない・・・いや、リンゴがあった。その話題は何れ)しかし、周りは県下有数の観光地がひしめきあっており、アクセスには大変便利なところです。例えば、隣町は小布施、その先は志賀高原、高山村、後ろを振り向けば北信五岳が聳え立ちます。

そんなビッグネームに押しつぶされるようにひっそりと佇んでいるような町ですが、住めば都というのでしょうか、なかなか素晴らしい町です、町というか里です、そうです里山暮らしというのがぴったりくるような町です。そんな暮らしをブログにして里山の魅力をアピールしたいと思いました。また、介護という問題にも直面し、様々な問題を抱えてもおります、そんな問題なども同じ境遇の方などと共有できればと思います。

 

と言いつつも、テーマもなく好き勝手な事を書いてってしまうんだろうと思いますが、お赦しくださいませ。

 

畑の紹介

30年ぶりに帰郷し、まずは地域に密着する暮らしを探すことから始めました。父は17年前に他界し、残された母と姉はそれほど社交的では無く、どちらかというと閉鎖的な生活。ここで暮らす為には、地域に通じるなにかツール的なアイテムやコミュニティーがあり、かつ、自分が好きなことを見つける必要があります。

幸運にも帰郷して間もなく、親戚の方から200坪ほどの畑を借りることができました。今までの生活を打開する為にもってこいのような感じです。畑を通して派生するコミュニケーションに期待をしたり、それを通してコミュニティのようなものに参加するか、旗揚げするか。そこから地域に貢献できるような活動などに展開できれば、そんな夢を抱きながら、介護そっちのけ?にならない程度に畑仕事に従事してます。

まずはやって覚えろの精神で、なんでもやってみることから始まりました。まずは夏野菜を一通り試し、現在は秋野菜の収穫と来年の春野菜の種蒔など一通り試してみます。失敗ばかりですが、なんとか頑張っております。これ、とにかく面白いんですよ。そんなエピソードの一つを最初の記事にしてみました。

 

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 畑の写真。

今管理しているのが、ニンジン、大根、カブ、ネギ、芽ネギ、キャベツ、ブロッコリー、白菜、エシャレット、ニンニク、スナップエンドウ、そら豆、ひよこまめ、玉ねぎ。

まあ、欲張ったものですよね。料理が好きなものですから、料理したい、食べたい、なによりお裾分けしたいと思う野菜を片っ端からチャレンジって感じです。それに野菜も高騰してますし。

 

キャベツの初収穫

先週の日曜日、キャベツの初収穫。 収穫期がいまいちよくわからなかったのですが、そこそこ硬く固まってきたので、えいや!で収穫です。(実はちょっと早かったみたいです。この、『えいや』が失敗の巻は多々あるのです。まぁ、何事も経験ということで)

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定植を手伝ってくれた東京の友人宅と単身赴任中の妻にお裾分け。なんかプロっぽい箱見つけました。(^^; f:id:wednesday-okada:20161118232030j:plain

 夕食はキャベツといえばやはり、ホイコーロー(ニンジン多いな)。とれたてキャベツはとにかく甘い、びっくりするほど甘いのです。味付けも薄くシンプルに。

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 せっかくなのでキャベツの栽培日記

収穫はもちろん最高の喜びですが、そこに至る栽培の過程も楽しい思い出がたくさん。少しだけご紹介

 

9月10日 東京の友人と苗の定植

夏にアブラナ科の野菜を栽培したのですが、アオムシに完敗でした。農薬使ってもダメ、潰しても潰しても出てくる。なので、キャベツは防虫ネットを使ったトンネル栽培を試してみようと考えてました。その矢先、東京から友人が遊びに来ると。こりゃ使うしかない(^^;

前日までに、土を作り畝を立て、キャベツとブロッコリーの苗も買い、トンネルに必要な防虫ネットと支柱を購入し、友人の到着を待ち望むのでありました。

防虫ネットは、1.8m×10mの1.0㎜目合い、支柱は丸いやつではなく、変幻自在なカーボン製のダンポール5.5mを10本、トンネルパッカーを20個、農家の家大地にて購入。

 

item.rakuten.co.jp

 

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待ち望んていた友人が長野につくと、軽く観光案内をして畑に強制連行。いやいや言いながら、めちゃくちゃ楽しんでくれたみたいです。苗の定植を手早く済ませると、綿密な建築計画を立てトンネルを作成。あっという間に完成です。仕事ができる人間は何をやらせても要領がよいね。ありがとう。

 

10月2日 トンネルをはがして肥料の追肥

定植当時の写真は忘れましたが、追肥でネットをめくった時の写真です。

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ネットを片方めくって、化成肥料を根元に撒き、土寄せをします。支柱が邪魔なので、全て手作業。定植より面倒。友達は来てくれない。。。

 

10月12日 トンネルしたのに青虫発生(モンシロチョウ)

防虫ネットの規格を先程記しましたが、穴が1.0㎜。これはまれに虫が入ようです(もっと細かいのがありますが、結構値がはるんですね)。モンシロチョウの卵が0.5㎜位かな。たまたま網の上から産み落とされて、葉っぱに着地すると青虫に成長すのか。それとも、追肥の時にこっそり卵を産まれたのか。詳細は不明ですが、一つの株だけですが、外葉に小さな穴が数個。ネット内に侵入していることは間違いありません。

皆様、『テデトール』という万能農薬をご存知でしょうか。無農薬栽培には欠かせない農薬ですが、手間がかかります。なにせ、『手で取ーる』、なのですから。なんとか2㎜位の青虫を見つけて駆除してやりました。しかし、もう一匹潜んでいたのですね。

 

10月20日 テデトールも効かない。

追肥の写真にあるように、キャベツの成長は普通の花の葉っぱのように生えた葉が、結球と言って、中心の葉から外側の葉の順番で、徐々に内側に丸まっていくんですね。そうすることによって、全ての葉っぱは丸まったようなキャベツの形になるんです。

だんだん丸みを帯びて来たキャベツの観察をしていたところ、なんと結球された葉に、虫の食べた穴がいくつもあるんです、こうなると結球した葉を剝いてテデトールを実行しないといけないのですが、キャベツは台無しですね。あきらめることにして、そのキャベツはアオムシの餌に与える覚悟をしました。

 

10月23日 トンネル撤去、いよいよ青虫と対峙

トンネル撤去と同時に、青虫の餌と化した株を伐採。

恐る恐る一枚一枚葉っぱをはがしていくと、かなり奥のほうに怪物が。(これも写真撮っとけばよかったな、、、)

なんと、大きくても1㎝程度の青虫が、10㎝。。。10㎝のモンシロチョウってどうなの!?。たぶん、結球に入っちゃったので、食べることに飽き足らず、変化する環境もなく、ただただキャベツを食いあさり成長しちゃったのだと思います。畑仕事をして、怖っ、とか、寒っ、ってことは結構あるのです。また機会がありましたらそんな経験を日記にしたいと思います。

 

まとめ

こんな感じでキャベツを栽培し無事収穫まで行きつきました。青虫にやられた株以外は無事に成長しております。霜に強いようなので、食べたいときに狩りにゆく、そんな便利な野菜で、年に2度は栽培できると思います。家庭菜園でも手軽にできそうですので、場所がありましらた、是非お試しください。青虫だけ、注意が必要ですyo。

 

先にも書きましたが、今年の野菜の高騰は尋常じゃありませんね。長野のスーパーなのに、キャベツ一玉298円、白菜一玉798円。セロリ、ブロッコリーなんかもこんなに高かったけか、なんて値段が書かれている。なんか、海外旅行しているみたい。

 

そんな市場の話も、いろんな農家さんや近所のおばさんからの情報とリンクすると、夏の異常気象の影響で野菜が育たなかったのが原因だそうです、僕の失敗もそのせいか(笑)。確かに今年の夏は日照りが何日も続き、雨季が来たと思ったら、それも何日も続く、といった天候だった気がします。つまり、日照り、雨のバランスが極端に悪かったシーズンだったのでしょう。晴れ、晴れ、雨、晴れ、晴れ、雨、みたいな天候が野菜の栽培には欠かせないんですよね。

 

最近の市場情報ですが、来年の玉ねぎの定植シーズンなのに、苗が少ないいんですって。これも気象の影響で苗が育たなく、育ったものは値段が高騰している様です。来年もまた玉ねぎが高くなる気配ですyo。

 

里山暮らしの一発目は畑仕事体験記ですが、もう少し先をいく記事を書いて行きたいと思ってます。

 

今後ともよろしくお願いいたします。